木曽三川・濃尾平野 災害と暮らしと自然 Top > 4.木曽三川・濃尾平野の災害と暮らしと自然

災害が生んだ大地

 濃尾平野は洪水による土砂の堆積と、木曽の森という天然ダムから贈られる豊かな水により豊饒の大地として生まれました。 伊勢湾台風では海岸から数十キロにわたり浸水し最大の深さは6メートル、締め切りが完了し排水までに最長2ヶ月間かかりました。このときの空から見た光景は「一夜にして、三百年前、江戸時代以前の国土、地形にもどった」のでした。
 幾度となく繰り返される洪水のなかから、少しずつ耕地を広げてきました。

災害は人災 洪水の危機

 伊勢湾台風以来、平坦な地形で自動車関連産業など工業利用、宅地化により、遊水地としての機能を果たしていた水田が減少しています。地域の中ででも最も低く、雨のたびに淡水する沼地や泥田がミニ団地として宅地化されています。
 いつ何時、内水面氾濫による洪水被害がおきてもおかしくありません。緊急の課題は内水面氾濫による洪水、東海・東南海地震による地盤の液状化被害です。
 長期的には、機構変動により海水面上昇も見逃せません。CO2の増加を止めても海面上昇は350年後まで続くといわれています。今世紀末で1メートル以上という計算結果もあります。

川とたんぼの暮らしと文化

四季の恵み、祭礼、無名の人々の、日々の営み、生活の歴史、生活の工夫を、こどもたちと再発見しませんか。

水の旅 濃尾平野の生き物たち

 農業用水という動脈と静脈 そして田んぼという細胞。
 「田んぼはあっても自然(生き物)が乏しい」一鳥二石の解決策として、日光川流域の水害対策として田んぼを遊水地として積極的に位置づけましょう。
 遊水地を確保しそれをビオトープに活用したらどうでしょうか。
 遊水地と堤防を有効利用して遊水地と水路、水田をつなぐ生き物の回廊、エコロジカルネットワーク=ビオトープコリドーを復元しましょう。
 もっとも親しみがわきにくく、自然の要素がとぼしいです。でも無いものねだりでなく、あるもの探しですよね。水源林は、木曽川の流域全部だと思えば、そこと連携すればいいんですよ。

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